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そもそも「介護タクシー」って?

更新日:2023年5月4日

「4月から今治市大島の宮窪町で介護タクシーを始めました!」

としつこく発信していますが、そもそもご自身が元気な方やご家族などに介護を必要とする方がいないと「介護タクシー」なんてよく分からないですよね。

ということで、今回は「介護タクシーってそもそも何なのか」についてご説明しますね。


「いや、ボク元気だから説明なんて必要ないよ」

と思った方!

このブログを閉じた後、すぐに転んで骨折して介護タクシーが必要になるかもしれませんよ!

悪いことは突然やってきますからね。

今後のためにもぜひ読んでくださいね。



1.介護タクシーって?

・介護認定

介護保険の認定(要支援1~要介護5)を受けている方や体が不自由な方などが利用できるタクシー(誰でも利用できる訳ではありません)です。

上記の対象の方であれば、何歳の方でもご利用いただけます。


・車両設備

車いすに座ったままやストレッチャーで横臥したまま乗ることができます。

もちろん歩行が安定していたり、車いすが必要ではない方は、通常の座席に座って乗ることもできます。

あ、ちなみに「しまなみ介護タクシー」では、ストレッチャーは対応しておりません。


・介護資格

介護資格がないとお客様の体に触れての介助はしてはいけません。

ですので介護タクシーのドライバーはほとんどが介護資格を持っています。

介護資格については、また今度詳しく書きますね。



2.介護タクシーは二種類ある!!

ちょっとややこしいですが、介護タクシーには、

①介護保険が使えるタクシー

②介護保険が使えないタクシー

の二種類があるのです。


そして、なんとですね。

実は「しまなみ介護タクシー」は介護保険に対応しておりません。


「え? 介護保険使えないの!?」

「介護保険を使えないなら、料金が高くなるじゃん!」

といった声が聞こえてきそうですが、介護保険を使うことのデメリットもあるのです。

①介護保険を使える

介護タクシー

②介護保険を使えない

介護タクシー






利用目的

「日常生活上または社会生活上必要な行為に伴う外出」のみ利用できる

※事前にケアプランが必要


・通院(受診、リハビリ等)

・本人自身でなければならない調整や買い物 (補装具・補聴器・メガネなど)

・預金の引き下ろし

・選挙投票、日常生活に必要な申請や届け出

〔輸送範囲:介護報酬の支払対象〕

何でもOK!

家族の

同乗

原則不可

可能

こんな感じです。

①の介護保険が使えるタクシーの場合は、事前にケアマネージャーさんにケアプランを作成してもらい、担当者会議をしてからでないと使えません。


なんと事前に決められた日程や利用目的でしか使えないのです。

なので、「病院の帰りにちょっとコンビニに寄ってちょうだい♪」と可愛く言ってもあっさりと断られてしまいます。


②の介護保険が使えないタクシーの場合は、予約さえ取れれば、好きな時に好きな利用目的で使うことができるのです。


お客様にいつでも好きなようにご利用いただきたいのと、急用にも対応できるようにするために「しまなみ介護タクシー」は、こちらの介護保険を使わないタイプにしています。



3.実は介護保険を使っても運賃は保険対象にはならない!

介護タクシーの料金は主に以下で構成されます(事業者によって多少異なります)。

a.介助料

b.運賃

c.迎車料

d.車いすなどのレンタル料


このa~dまでで、介護保険の対象となるのは、aの介助料だけで、運賃はどちらも一緒なのです。

ですので、もちろん合計金額は安くはなりますが、そんなに大きく金額は変わらないのです。

それなのに色いろと使い方に制約がでてくるのです。


介護保険を使えるタクシーにしろ、使えないタクシーにしろメリットやデメリットがあるので、ご自身に合った方をご利用いただければ良いと思います。




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