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介護タクシーに必要な資格について① 介護資格編

更新日:2023年6月7日

ブログ記事『そもそも「介護タクシー」って?』にて、介護タクシーとは何かってことを書きました。

今回は、介護タクシーに必要な資格について書きたいと思います。

将来、介護タクシーを開業しようと思っている方は必読です。

もちろんそんな気はサラサラ無くても読んでくださいね。


なお、私は短く簡潔にまとめる能力が著しく欠如しているので、2回に分けて書こうと思います。

車いすを押す介護士

①介護資格は必要ない!?

厳密に言うとですね…。

実は介護タクシーのドライバーになるにあたり、介護資格は必要ありません

「マジかよ!」

といった声が聞こえてきそうですが、介護資格がなくても介護タクシーを始めることは可能なのです。


ただし。

介護資格を持っていないとお客様の体に触れての介助はしてはいけません


例えば、お客様がタクシーに乗る際にふらついて、転びそうになっても

「お客様、危ないですよ! 気を付けて!」

と声をかけて見守ることしかできないのです(まぁ実際にそのような事があると介助の為に手を出してしまうと思いますが…)。


もしくは、

「運転手さん、ちょっとタクシーに乗る時に支えてくれんかのぉ」

とお願いされても

「それは出来まへん」

と断らなくてはならないのです。

切ないですね。

これは、介護技術を持っていないドライバーは介護や介助をしてはダメってことなのでしょうね。


ですので、介護資格がなくても介護タクシーのドライバーにはなれますが、独力(もしくは同乗の方のサポート)で車に乗り降りできるお客様しかお乗せすることが出来ないので、ほとんどの介護タクシーのドライバーは介護資格を持っているのです。



②どんな介護資格が必要?

1.介護職員初任者研修(旧ヘルパー二級相当)

介護の入門的な資格で、費用は5万円前後です(スクールによって異なります)。

介護未経験でも受講し、修了することができます。

この初任者研修を修了すると「お客様の体に触れて」介助ができます。

ですので、殆どの介護タクシードライバーは、この初任者研修までしか修了していません。


2.介護職員実務者研修(旧ヘルパー一級相当)

初任者研修より上位の研修で、費用は10万円前後です(所持している介護資格によっても変わります)。

介護福祉士を受験するには、実務者研修を修了していないといけません。

痰吸引や経管栄養の基礎知識も学べますよ。

ちなみに実務者研修を修了すると、訪問介護事業所で「サービス提供責任者」になることもできます。

なんかRPGゲームのジョブチェンジみたいで面白いですね。


3.介護福祉士(国家資格)

介護に係る一定の知識や技能を習得していることを証明する唯一の国家資格です。

ちなみに私はこの介護福祉士の資格を持っています(写真)。

介護福祉士登録証

試験を受けるにはいくつかルートがありますが、私は「実務経験ルート」にて受験しました。

これは、介護現場で3年以上の実務経験と実務者研修修了していることが条件です(誰でも受験できる訳ではないのです)。

私は東京でデイサービスで施設長として、7年半の実務経験がありました

  

なので、将来介護福祉士を受験しようと思っている介護職員の方が退職を考えてる場合、円満に会社を辞めてくださいね。

ケンカしたりして不穏な感じで辞めると、後から辞めた会社から「実務経験証明書」を非常に貰いにくくなります。


「こんな会社辞めてやるぜ!」

なんて言って、鼻息荒く退職した後に

「あの~すみませ~ん。介護福祉士を受験するので「実務経験証明書」を発行してくれませんかねぇ…」

といった感じでお願いしなくてはならなくなります。

これはお互いとてつもなく気まずいですね。


私は急な退職でご迷惑はかけてしまったのですが、特に問題なく退職したので、すぐに前の会社に発行してもらえました。

感謝。


ということで、今回は必ずしも必要ではないけども介護資格がないと非常に大変といった内容でした。

次回は、運転資格について書こうと思います。


ではまた。

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