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介護タクシーの資格について② 二種免許編

更新日:1月29日

前回ブログ記事『介護タクシーに必要な資格について① 介護資格編』にて、介護タクシードライバーに必要な介護資格についてお伝えしました。

今回は、二種免許についてお話しします。

「タクシードライバーになんてならないから興味ないよ!」

という方もこの先の人生で何があるか分からないので、まぁ読んでみてください。

私も3年前まで、よもや自分が「介護タクシーのドライバーになっている」なんて夢にも思っていませんでした。

教習所と教習車

■二種免許

介護タクシーは、介護&タクシーなので(当たり前ですが)、二種免許が必要になります。

正式には「普通自動車第二種運転免許」ですね。

①教習所で学科教習と技能教習

まず教習所で必要な教習(座学&技能)を受けなければいけません。

まったくの余談ですが、座学教習で観たビデオが、以前勤めていたデイサービスの送迎で週の半分は通っていた道路で撮影しており、懐かしくて内容がほとんど頭に入ってきませんでした。

まさか今治で懐かしい世田谷区の住宅地を見ることになろうとは。

②教習所で技能試験

で、必要な教習をすべて受講後に教習所にて「技能試験(場内コース&路上コース)」を受験します。

二種免許では、それぞれ80点以上で合格です(普通免許は70点以上で合格)。

・場内コース

実技試験の教習所場内コースでは、鋭角カーブ(角度は60度!!)を切り返して曲がる、などという恐ろしい内容もあります。

その他では、普通免許と同じようなS字クランクや縦列駐車などがありましたよ。

・路上コース

難しいのは路上コースで、この試験はある程度運も必要です。

路上試験中に日本の交通ルールがよくわかっていない外国人サイクリストの集団なんてのに遭遇したら最悪ですね(しまなみ海道ならでは)。

路上試験では、試験官から

「〇〇(目印)でお客様が手を挙げているので、止まってください」

などと言われて、後方や左後方を確認し(私が行った教習所では、「後方良し!」など口に出さなくてはいけませんでした)、後部座席のドアに目印がぴったり合うように停めなくてはいけません。

更に車と路肩の間が、確か30cm以上離れて停止してしまっても減点です(間違ってたらすみません)。


100点から減点されていくので、助手席の試験官が何かメモる度に「今、減点されたのでは!?」と気になって気になって、呼吸が浅くなり口をパクパクしながら運転することになります。

まぁ、とにかく試験は凄まじく緊張しました。

③免許センターで学科試験

技能試験に合格すると次は免許センターにて学科試験となります。

これは、全95問、全問マークシート、文章1問1点、イラスト1問2点の減点法で採点されます。

100点満点90点以上で合格になります。

とあるサイトでは、実務試験と学科試験を共に一発合格率は10%以下と載っていました。


何が言いたいのかというと、「私はどちらも一発合格だった!」と大声で自慢したいだけです。

▼学科試験の合格発表。二種免許は受験者数が少ないこともありますが、この日は私を含めて2名のみ合格でした。

免許センターでの合格発表

④免許センターで深視力の検査

これでようやく免許を発行してもらえるのですが、その前に「深視力」の検査があります。

深視力は、「遠近感や立体感を判断する目の能力」のことだそうですが、近眼どころか老眼でスマホのピントが合わなくなりつつある私にはかなり難易度が高い検査でした。

もちろん検査に合格できないと免許は発行されず、これまでの苦労は水の泡となります。

実際検査でも検査官に「ぜんぜん合いませんね。これじゃあ免許は発行できませんよ」と何度も言われながら、何回目かで合格することができました。

次回の深視力の検査が今から恐ろしいです。


これでようやく介護タクシーのドライバーになることができるのです。

ちなにみ深視力についての説明は、私の文章力では到底お伝えすることはできないので、興味がある方は検索してくださいね。


その他に私は個人的に以下の資格や講習を修了したりしています。

・介護予防健康アドバイザー

→介護状態の予防や身体能力の維持向上に必要な運動の指導ができます。

・普通救命講習 受講

→AEDを扱って救命行動ができます(しまなみ介護タクシーでは、AEDを搭載しております!)

・認知症サポーター

・コーチングアシスタント(日本スポーツ協会公認)

・小型二級船舶(介護タクシーにはまったく関係ないです)

・介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級相当)

・介護職員実務者研修(旧ヘルパー1級相当)

ということで、今回はあまり知られていない「介護タクシーの資格について② 二種免許編」でした。

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